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ゲッチョク 〜課外月直レポート〜

イベント企画
バリアフリー寄席/手話落語演芸会

企画構想学科1期生
大越 智明
手話×落語

私の、手話落語との出会いは、発起人を務めた「おくりびと」バリアフリー映画上映会が一段落した昨年春頃です。次回も知られざるエンターテイメントを紹介するイベントをしたいが、どうするか悩んでいる時です。
その時、落語家の林家正蔵さんが手話を使い、落語を演じる動画を発見しました。「これだ」と感じたのです。聴覚芸である"落語"に、聴覚障害者向けの"手話"を掛け合わせた『手話落語』ということで、俄然興味がわきました。
早速、正蔵さんに手紙を書きました。しかし、出演に至りませんでした。でも、手話落語を始めて20年以上経つ「林家とんでん平」さんを紹介していただき、出演へと繋がりました。


課題はどうやって認知してもらい会場に来てもらうか
課題はどうやって認知してもらい会場に来てもらうか

自ら、課題を設定し、動いています。広報について、実践的に学ぶことも多いように感じます。目の前の課題は、「認知度が低い手話落語をどうやって認知してもらい、会場に足を運んでいただくか」ということです。

認知していただくために、まず作ったのはポスターとフライヤーでした。作っただけでは機能しないので、人の集まる場所、例えば、他大学や金融機関、県庁などの機関を訪問し、ほとんどの所に設置しました。また、山形のタウン誌「ZERO★23」4月号にもPRとして掲載いただきました。

※イラストは手話落語演芸会のために、グラフィックデザイン学科の伊藤薫くんが描いてくれたもの


「手話落語への思い」林家とんでん平
「手話落語への思い」林家とんでん平

昭和61年、東京から沖縄までのリヤカー落語行脚に出かけた時の事だ。様々な場所で落語を披露しながら、触れ合いを楽しんだが、ある場所で、一番前にいた4人ほどの人が最後まで笑わなかった。不安な思いで係の人に聞くと「聴覚障害者ですよ」との事。聞こえないから、内容が分からず笑えない事を、改めて知ることになった。

その後、耳の聞こえない人の生活を見てみたいとの思いで調べていくと、その場所に通訳者がいないと様々な所に参加が出来ないことを知る。「じゃ、私に出来ることはないか?」通じなかった落語を、手話と声とで表現して、"笑いの文化"を障がいの有無関係なく、様々な方と同じ場所で、同じ時間の共有をして欲しいと『手話落語』を始めた。聞こえる人には手話の啓蒙と、聞こえない人の文化を知って欲しい。聞こえない人には、笑いの文化を知って欲しい。どんな障がいがあっても楽しめる『手話落語』は触れ合いの一歩だ。


手話落語演芸会
手話落語演芸会
日時:5月3日(木)13時30分開場、14時開演。
場所:山形テルサアプローズ
出演:林家とんでん平、開放亭打止
チケット:2,000円
チケットの販売元:
山形テルサ、東北芸術工科大学ショップ彩画堂

★ぜひ、会場へ足をお運びください。